PLAY UNION 「心の旅人、今は秋」
こんにちはこんばんは。
先日観てきたPLAY UNION第6回公演「心の旅人、今は秋」の感想です。
脚本、演出の違う4作品のオムニバス舞台です。個々の話に繋がりはなく、本当にそれぞれの色が出ている舞台でした。1つの話は30分と短いですが、短時間に凝縮されていてとても良い舞台でした。ということで、1作品ずつ。
あさこちゃん
とある劇団に”あさこちゃん”という劇団員がおりました。
彼女はとっても働き者でいつもせっせと先輩たちの衣装を縫っておりました。そんなある日、いつものように縫い物をしていると、イケメン劇団員”涼真くん”に告白されちゃってさあ大変。
突然あさこちゃんを取り巻く環境が変わってしまったのです。
あさこちゃんはこのピンチを脱することができるのでしょうか。。
これはあさこちゃんと彼女を取り巻く人々とのシンデレラストーリー。。のはず。
劇団のお話!劇団あるあるですね。めちゃくちゃテンポが良くてサクサク進んでいく。30分だからこそできるテンポだったと思います。
彼氏と別れてからピリピリしている劇団主宰*1。竹内涼真が大好きな主宰は劇団員オーディションでイケメン涼真くんを劇団に入れる。その上、舞台で主宰の彼氏役に…。そんな涼真くんに告白されてしまうあさこちゃん。それを主宰に聞かれてしまって、あさこちゃんは次の舞台で踏み台役に…(笑)あさこちゃんは本当に芝居が好きで、主宰の作る愛に溢れた舞台が好きで、その愛がなくなってしまった主宰を心配していて。あさこちゃんの想いをぶつけて主宰は目を覚ます、っていうようなストーリーです。
あさこちゃんの主宰に対する想い、ひたむきさ、芝居への想い素敵でした。ラスト、あさこちゃんは主演になるんですけど、そこがめちゃくちゃかっこよかった…。涼真さんはあさこちゃんのことしか考えてなくて、真っ直ぐなんだけど、ずれてて空気読めてない感じ、とても憎めなかった(笑)あととても声が良い。
カテコで毎回あさこちゃんにハート飛ばす涼真さんと、そのハートを打ち返したり避けたり割ったり色々するあさこちゃんが可愛かったです(笑)
海を呼ぶ歌声
とある星に降り立とうとする宇宙船。
どのような航海だったのか、鈍く光るその姿はまるで難破船のようだ。―私は深呼吸すると、ハッチに手をかけ、力強く押し開く
あまりの眩しさに目がくらみそうになる
光を掌で遮ると、視界いっぱいに広がるのは砂に埋もれた構造物たち
ついに辿り着いた…―少女には大切な物があった。今すぐにでも壊れそうな宝物だった。それを食い止める為、この星へとやってきたのだ。
これは広い宇宙のどこかで起きた小さな出来事。
探し続けた答えは見つかるのだろうか。
星に隠された秘密が、今、彼女の手に触れようとしていた。
めちゃくちゃ壮大で説明が難しい…!人間が冷凍睡眠できるようになって、宇宙船で色々な星にいけるようになった世界。ヨウコは昔父親にもらったタマゴをある星に返しに向かった。そこには伝説の人魚がいて、根付かなかった命を海に還していた。命が根付かない星は寿命を迎えると消えてしまう。その星もまさに今寿命を終えようとしていた。ヨウコとみんなの歌でタマゴから命を生み出し、ヨウコは母となる。というストーリーです。めちゃくちゃ壮大かつめちゃくちゃ難しい(笑)
命を海に還す歌があるんですけど、その歌がとても印象的。気付いたら口ずさんでしまう。ヨウコの芯の強さ、母性に溢れているところ、人魚のイヨの可憐さ、すごく良かったです。伝説の人魚の肉を求めて来る人間ミツナリ、そしてアンドロイドのアルデとデール。不老不死になって永遠の命を生きることを求めて来ている。ミツナリにヨウコは「永遠の命があって何になるのか。あなたが永遠に生きなくても新しい命は生まれてくる。それを見届けて死ぬ。それでいいじゃない。」と問いかけます。永遠の命って欲しいですかね?わたしは早く死にたい派なので全然いらないんですけど(笑)ミツナリは大切なヨウコと永遠を過ごしたくて、人魚の肉を求めてたんだけど、大切な人とずっと一緒にいれるとしても永遠はいらないかなあ…。難しいですね。
ATONEMENT→FUTURE
〜西暦2220年〜
未来の世界で生まれた一人の少女「リコ」はある男に出逢う為タイムジャンプを決意する。〜西暦2020年〜
中小企業で樹脂開発を生業とする平凡な男「郁野シン」は仕事への意欲も薄れ、繰り返される日々にただ辟易していた。
しかし平凡な男にはヒロインとトラブルが舞い込むのが相場である。「‥貴方は未来の人類を滅ぼしました。貴方には償う責任があります」
彼の前に現れた少女は唐突にそう告げた。
「さぁ、滅びの未来を救って下さい‥そうですね‥30分くらいで」
全く説明が足らぬまま始まるミッション!
たった30分で世界を救う!?
シンは未来に何をしたのか!!?
リコは一体何者なのか!!!?
そしてむやみに広げた大風呂敷は無事畳めるのか!!!?これは謎の少女と平凡な男が、なんやかんやで世界を救う怒涛の超ハイテンポサイエンスファンタジーである!!
これがめちゃくちゃ面白かった!あらすじ呼んだだけだとどんな話!?ってなるじゃないですか。これまさかのオナホの話(笑)郁野シンはオナホのシリコンを開発する仕事をしていた。ある日、新商品のシリコンの開発を終え、上司にメールでデータを送った直後、あたりが光に包まれそこに現れるリコ。リコはシンに「あなたは未来の人類を滅ぼしました。責任とって死んでください。」と突然殺そうとする(笑)が、とても弱い(笑)とりあえず話を聞くシン。シンが作った新商品のオナホが世界中の男性を虜にしてしまい、出生率が0%になり人類が滅んだ、ということらしい。人類やばすぎる(笑)ということで、シンを殺そうとするけど、シンが死んでもデータを既に上司に送ってしまっているため上司のもとへ行ってデータを消すことに。そこに未来を変える(データを消す)ことを阻止するため現れるボウガ。ボウガはシンの作ったシリコンを使用した未来のオナホ(笑)自分の人生をとるか、未来の人類を救うか、選択を迫られたシンは未来を救いたい、とデータを消す。というストーリー。実はリコも未来のオナホ。人類が滅んだあとに出来たオナホで、自分が生まれた時には既に誰にも必要とされていなかった、その未来を変えたいとタイムジャンプしてきた。本当は人間の温もりを感じたかっただけだった。という最後はちょっと切なく終わります。
とにかくキャラクターがみんな個性的で面白い。みんな魅力的。でも文章では説明できない(笑)まさかの設定だったけど本当に面白かったし、何度見ても飽きなかった。
僕と君の物語
これはボクとキミだけの物語ーー。 アヤは25歳の平凡な女の子。そんなアヤの悩みは彼氏のアツシのこと。アツシはいつどんなときも静かに本を読んでいる。一緒にいるのに、一緒にいない。
なぜ、アツシはずっと本を読んでいるのだろう。
それがどんな本であるのかすらアヤは教えてもらえない。
いったい、アツシは何を読んでいるのだろう。
そんなアヤの前に突如して現れる旧友たち。
なつかしい? いや、ちがう。何かがおかしい。どこか現実感に乏しい。
この不自然な状況にアヤはふと疑問を抱く。そしてその疑問は、瞬く間にアヤの中で充満していった。
そもそもこの世界は・・・私が今いる、この世界は現実だろうか?
この世界は、存在しているのだろうかーー。
アヤとアツシ。二人の思いは複雑に交錯し、時空を越え、世界をまたぐ。
物悲しく、儚い、物語。
美しく、あたたかい、物語。
ボクと、キミの、物語。
これがもうめちゃくちゃしんどくてめちゃくちゃ泣いた。ずっと本を読んでいるアツシとそんなアツシが不満なアヤ。アツシは何の本を読んでいるのか、アヤは教えてもらえない。本に触れようとしただけで怒られる。「これは俺だけの物語だから」「この本を読んでいると大切な人に会えるから。例えそれが二度と会えない人だとしても」「アツシは同じ本を何度も繰り返し読んでいるらしい」アツシは誰に会いたいのか。アヤはアツシに聞くがもちろん教えてくれない。アツシがいない内に本を読んでしまうアヤ。その本に書かれているのはアツシとアヤの物語。この本の内容は何?アツシの会いたい人って?アツシに問うアヤにアツシは語り始める。アヤは交通事故にあって死んだ、と。アヤに会いたくて、何度も本を読んで、本の中の世界でアヤに会っていたアツシの物語。というストーリー。正直途中から展開は読めたけど、それでも号泣した。一つ一つの台詞が胸に刺さってきて。役者陣の演技が素晴らしすぎて。
現実の世界で、ずっと本を読んでいたのはアヤで。アヤは「本の中だと色んな人に会える。本の中の人はみんなロマンチックだ」と語り、アツシに愛の言葉を求める。でもアツシはそれを拒否し、喧嘩に。そんなくだらない喧嘩をしたまま、アヤは友達のサキとタカと一緒にアツシのところへ謝りに行こうとした時に事故にあってしまう。あの時、好きだ、愛してるとたった一言だけでも言っていれば、そんな後悔を背負ったアツシ。切なくて苦しくて。
大切な人には素直に想いを伝えなければいけない。伝えられることが当たり前じゃない。いつ伝えられなくなるかわからない。「伝えたい想いも言葉も、あなたがいなければ意味がない」今回の作品で一番心に響いた台詞です。どんなに伝えたいことがあっても、伝えられなくちゃその想いに意味なんてない。だからわたしは伝えていこうと思いました。伝えなきゃ伝わらないし、全部伝えたくても全部は伝えられない。わたしのできる範囲で全部を伝えたいと思った。この作品を見て、色々自分に重ねたり、色んなことを考えたりしました。この舞台が今年舞台納めだったんですけど、この作品で終われて良かった。本当に素晴らしい作品でした。しばらく引きずるだろうけど(笑)
オムニバス舞台って初めて観たんですけど、それぞれ本当に違った魅力があってすごく楽しかったです。小劇場行ったのも久しぶりだった。ほとんど知らない役者さんだったんだけど、あの人素敵だなあとか色々出会いもあって良かったです!
舞台納めはしたので、あとはイベントのみです。いつの間にかもう1年終わっちゃうんですね。色々書き残しておきたいことはあるけど、年内はあまり余裕がないのでまた時間のある時に。
*1:脚本、演出、俳優全てをやる主宰
ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ
こんにちはこんばんは。
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」前楽観てきました。今更ながら感想を。
「ハムレット」の登場人物ながらも、端役で最終的には「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の一文で終わってしまう2人の物語。いわゆるスピンオフですね。「ハムレット」を知らないとなかなか理解しづらい部分もあったかもしれない。
最初から最後まで、ひたすら会話劇。ローゼンクランツとギルデンスターンの掛け合い。台詞量が膨大すぎてすごい。そして2人はほとんどずっと舞台上にいる。本当にずっといてずっと喋っている。ただただすごい。
ローゼンクランツとギルデンスターン
2人はある日国王に呼び出され、ハムレットが狂ってしまった理由を探ってくれと頼まれる。2人はなんとか任務を遂行しようとするが、自分たちが巻き込まれた理由も、何をしていいのかも全くわからないまま話は勝手に進んでいく。そして最後に待ち受けているのは死。
「役」を与えられて、葛藤して、ただ死ぬまでの物語。
演出について
開演前、舞台上でスタッフが掃除していたり小道具の準備をしていたり。きっとその時点でこの話はもう始まっていた。そしてスタッフがレンガ柄の大きな板を片付けると、その裏からローゼンクランツとギルデンスターンが出てきて、静かに始まる。舞台によくある暗転して〜の始まりではなく、客電も着いたままいつの間にかローゼンクランツとギルデンスターンはそこにいた。「舞台」というより、自分たち観客もこの「物語」の一員であるような。劇場全体が「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の舞台だったのかもしれない。突然始まって、しかも最初はローゼンクランツとギルデンスターンの2人がコインの裏表で賭けているだけ。なぜそこに2人がいたのか、何のためにそこにいたのか、彼らがどこから来たのか、観客にも、そして彼らもそれがわからない。2人の置かれている状況がまるでわからなくて、それは彼らもそうで。観客自身がローゼンクランツとギルデンスターンだったのかもしれない。
ハムレット
ローゼンクランツとギルデンスターンの混乱と葛藤の一方で、本家ハムレット(?)のストーリーもどんどん進んでいきます。林遣都さんのハムレットめちゃくちゃ良かったです。のらりくらりとしながらも策士な感じが。
結末
ローゼンクランツとギルデンスターンは死にます。彼らはなぜ自分たちが死ななければならないのかわからないまま。殺されるシーンはなく、「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の一言のみ。そしてそれは同時にハムレットの死も意味する。スピンオフの主役のはずなのに、結局本家と同じ最後を辿る(一言で終わってしまう)2人。本当に不条理で物悲しい運命ですよね。
安西慎太郎くん
突然どうしたって感じですけど(笑)安西くんのおたくの友達とご一緒したので安西くん視点でも。今回初めて生でちゃんと安西くん観ました。映像でしか観たことなかったので。オフィーリアとホレーシオの2役。オフィーリアは普通にめちゃくちゃ可愛かったし、ホレーシオはめちゃくちゃかっこよかったし、多分言われなかったら同一人物だって気付かなかったかもしれない…。オフィーリアもホレーシオも出番自体は少ないけど、すごく存在感放ってました。わたしが意識して観てただけかもだけど(笑)安西くんは今まで、こう、幸薄いというか…可哀想というか…()そういう儚い系の演技しか観てなかったので、ホレーシオすごく良かったです。オフィーリアは今までのあれと近い部分はあるけども。安西くんのオフィーリアが入水自殺するのもちょっと観たかった感はある。
最後に
原作は戯曲でかなり難解らしい*1んですが、全体的にすごくわかりやすくまとめられてました。わかりづらい部分ももちろんあるんだけどね。作り方とか新しくて面白いところが多かったし、観て良かったです。
最後にロズギル全然関係ない話題ですけど、はてなブログの若手俳優関係グループ、この記事をもって全部抜けます。どこのグループにも参加しないでひっそりやってくので今後も読みたい方とかいらっしゃいましたら読者登録やブクマ等して頂ければ。理由はまぁ抜けたあとにでもゆっくり書くかもしれません。それでは。
*1:原作未読のため詳細は不明
マーカライト・ブルー Crimson
こんにちはこんばんは。
先日観た舞台「マーカライト・ブルー Crimson」のお話。
これはマーカライト・ブルー、マーカライト・ブルー Deeper(一応再演扱い)の続編となる舞台です。
マーカライト・ブルー(初演)
マーカライト・ブルー Deeper(再演)
わたしは初演観ていて、Deeperは観ていなくて、の今回のCrimsonです。
このマーカライト・ブルーという作品。耽美SFをテーマとしております。結果、至る所で「耽美」が出てくるわけで…要はBLです。初演の時にこれでめちゃくちゃしんどい思いをしたので*1、今回も憂鬱でした。ましてやみんな大嫌いオッドエンタテインメントだし。*2でも終わってみたら割と楽しかった!!!し、なんならちょっとロスった!!!!(笑)ばくしょう!!!!(笑)
ということで、お題箱にもマーカブログ楽しみにしてます、とコメント頂いたので書きますね。
ストーリー
世界は燃え盛る炎に包まれていた。
“ファントムの侵略”と、後に語り継がれることとなる悲劇の中、
立ち尽くすのは真っ白なひとりの少年。
その青い瞳は、怒りなのか哀しみなのか、空まで染め上げる真紅を映し出していた。
彼は語り始める……その目で見た物語と、知ることなく紡がれていたもうひとつの物語とを……
なんか仰々しく書かれてるけど、実際はブルーとレッドの過去話です。いや、これマーカライト・ブルーについて全部説明しなきゃ話進まないね!?ブルーってなんぞやってなるじゃんね!?簡単に説明すると、ファントムの侵略っていう事件があって、それ以降PSY能力っていう特殊能力に目覚めた少年たちが集まる学園と寄宿舎があってそこにいるのがクラウド・ブルー、対してコランドン一派*3に従う少年たちレッドがいて、伝説の戦士(ブルーに来た記憶喪失の転校生サフィール)を巡って戦ったりなんだりするお話です(テキトー)。ちなみにファントムの侵略は実はコランドンが起こしたもので、最終的にブルーとレッドは協力してコランドンを倒します。その戦いの中で、彼らは1人、また1人と倒れていった、みたいなのがマーカライト・ブルーでのお話。今回はその戦いの後、サフィールに生き残ったヴェリテ(ブルー)、リュビ(レッド)がそれぞれ紡ぐ過去のお話。
ブルーの話
サフィールが転校してきて間もない頃に起こった事件の話。正直この部分まるっといらなかったと思う…(笑)ブルーを出すために作ったのはわかるけどさ!!!必要ないよこの話!!!!(笑)
簡単に言うと、学園内でサフィールの周囲が襲われる事件が多発。彼らは良家の跡取りだが、中身が伴わないレイモンを疑う。しかしレイモンは犯人じゃない。いつも勝手に期待されて、勝手に落胆されて、馬鹿にされていることに苛立ってたレイモンは新任の科学者ラウールに強くしてほしいと頼む。一連の事件の原因を知っているシャスタテは、その原因であるラウールのところへみんなを連れていき、ラウールを拘束する。みたいな話…。ね、必要ないでしょう…。結局は、ヴェリテのことが好きだったけど、ヴェリテはサフィールしか見ていなくてそれに嫉妬したリュカがラウールに操られて起こした事件。
これは…何を伝えたかったんだろう…?(笑)絶対いらなかったと思う…(笑)
レッドの話
レッドがコランドンに従う前の話。レッドはファントムの侵略後、みんなを助けるため野盗たちと戦っていた。そこに現れた少年サノム。レッドは彼を仲間として受け入れ、ともに戦っていた。
レッドのリーダー、リュビは実はコランドンにセル*4を埋め込まれていて、コランドンの思うがまま動き、後にコランドンに吸収させるため動かしていた。リュビを殺さないよう、うまく成長させるようスパイとしてレッドに近付いたサノム。でもサノムはレッドと関わる内に彼らに情が沸いてしまう。不要になったスパイはレッドの目の前で殺され、レッドに絶望を与える役目へと変わる。レッドの目の前で瀕死の重傷を負ったサノムのところへ、リュビは手を差し伸べに行くがサノムに拒否されレッドの元へ戻る。そこにコランドン一派がやってきて「友達を殺したのはお前らが弱いからだ」「お前はもっと強くなれる。仲間を傷つけたくなかったら私と共に来い」と言われ、リュビはコランドンの手を取ってしまう。
一方、サノムは瀕死の重傷を負いながらも、自らの大切な人、イヌティール*5の元へ向かう。同じく瀕死のイヌティールのPSY能力によりサノムは命を与えられたが、イヌティールがいない絶望に打ちひしがれる。という話です。
多分こっちがやりたくてやったんだろうなこの舞台!って感じ(笑)
演出について
今回まつだ壱岱氏が総合演出で、萩原成哉さんが演出だったためか、割と見やすかったです。いや、多分絶対そのおかげ(笑)まつだ氏の唯一と言っていいくらいの長所の映像はめちゃくちゃ良かったです。OPも砂幕を使用しての映像で、Deeperの簡単なあらすじや映像が出ていたのでわかり易かったと思うし、イヌティールの水槽も砂幕に映像映していたので水の中の感じが出ていて、そこは本当にうまいなと思いました。ただ、砂幕使うと前列は非常に映像が見づらいんですよね!そこが難点!ちょっと後ろの方に行くととても綺麗に見えます。
あとはいつもよりはとっ散らかってなかったし、今はブルーの話!今はレッドの話!って結構きっちり分けてたからよかった。でも突然過去話ぶち込んできたりするあたりはやっぱりしっちゃかめっちゃかだなと(笑)
キャラクターについて
ホモはいらねえけど、マーカライトはキャラクターがめちゃくちゃ良いんだ!!!!!悔しい!!!!←
学園の転校生。みんなのお姫様。今回は語り部的な役どころだったけど一応主演。多分いなくても話は進んだ()
ヴェリテ
みんなの憧れ委員長。鈍感。青い木の実が毒を持ったきっかけ1。
オネット
はいぱーかっこいい。軽やかな殺陣最高。青い木の実が毒を持ったきっかけ2。
アフェクシオン
あんなに兄さんっ子だったのに…(?)ちょいちょいおもしろ担当みたくなってた。
タンドレス
もっと何も出来ないでアフェクシオンに頼りきりなイメージだったけど、意外と攻めてた。
シャスタテ
最of高。一番ホモな人だけど、今回そんなホモなかったからおっけー(?)シャスタテちゃん最高にきゃわ。
リュビ
こんな天然おっとりキャラだっけ…?ってなったけど、まぁコランドンと出会う前だからってことにしておこう()正義感が強いが仲間のために選択肢を誤る。
ディグニティエ
みんなのママ(?)ディグのPSY能力が「kiss of the moon」っていう重力操る力なんだけどめちゃくちゃかっこよくないですか?わたしが一番好きな能力キス オブ ザ ムーンです(笑)
パシオン
やんちゃな元気っ子。ただの服部武雄くん感あった()
ボーテ
ボーテはずるい。ボーテはずるすぎる。実はこの人もスパイです。最高にずるい。
クラージュ
天使
コランドン
全ての発端。
チボー
女王様。チボーの本当は友達が大切なところとか、友達を心配しているところとか、すごく好きでした。
ドゥドゥー
出来損ないの木偶の坊。かわいい。
ワルテール
とにかくかっこいい。今回の話には全然必要なかったと思うんだけど、殺陣をいれてくれてありがとうっていう気持ちしかない(?)Deeperから登場のキャラなので、わたしもよくわかってない。ワルテールのためにDeeper観たいレベル。
ギョーム
マッドサイエンティスト。初演の時のギョームがめちゃくちゃ好きだったからどうかなと思ったんだけど*6普通によかったです。
ラウール
この俳優さんに狂気的な演技させたら勝つ人あんまりいないのでは?レベルの狂気。いつも素晴らしいと思う…
レイモン
いいとこのおぼっちゃまなのに、なにもできない、声だけはでかい、典型的な弱い犬ほどよく吠えるパターン。本当はオネットに憧れてるツンデレ。
リュカ
ヤンデレ!!!!!!!!!!ヴェリテが好きだけど、気付いてもらえなくて、サフィールが来てからヴェリテはサフィールばっかり構って、どんどんヤンデレ化していく。こわい←
イヌティール
必要なんだけど必要じゃない…(笑)いなくても話は成立した…(笑)ていうか秋葉くんの無駄遣いすぎた。
サノム
しんどい。全てがしんどいこの子。イヌティールから貰った命を無下に捨てることも出来ず彼は今後どうなるんだろう。多分影の主演。
アフターイベント
全7公演+イベント1公演中、握手会が5公演。いや、多すぎるわ!!!ちなみに握手、物販3000円購入で握手券1枚。握手券1枚で握手1回5秒。どんだけ金の亡者やねん、オッドエンタテインメント…。本当に金をドブに捨てている感強くてやばい。わたしは推しぴに行かないって言ったのに結局ループしてて、何してるんや…ってなったけど最終的に割とハッピーだったのでよかったかなって感じです(ちょろい)。しかし、物販1回で握手券1限(その後2限になった)で、新宿村LIVEの階段使っておたくに筋トレさせるのやめてください。
イベント公演
イベント公演なるものがあったんですよ。主題歌歌ってる鵜飼主水さんの歌やらSSやらゲーム大会やら。まぁ割と楽しかったことは楽しかったけど、別になくてもよかったよね…(笑)
こんな感じです!!!マーカライト・ブルー自体初見殺し舞台だから多分観てない方にはなんのこっちゃだと思いますが!一つのこと書くのに十説明しなきゃいけなくてめんどくさい…。このめんどくささがまつだ壱岱氏だと思って頂ければ(?)。
でも一周まわって楽しくなったのかなんなのかわからんけど、珍しく楽しかったです。千秋楽後に友人と終電までひたすらマーカライト談義したり。なんで楽しかったのかよくわかんないけど楽しかった。ということでお疲れ様でした!