STELLA

好きが君だけで溢れかえるまで

マーカライト・ブルー Crimson

こんにちはこんばんは。

 

 

先日観た舞台「マーカライト・ブルー Crimson」のお話。

 

これはマーカライト・ブルー、マーカライト・ブルー Deeper(一応再演扱い)の続編となる舞台です。

マーカライト・ブルー(初演)

マーカライト・ブルー Deeper(再演)

 

わたしは初演観ていて、Deeperは観ていなくて、の今回のCrimsonです。

 

このマーカライト・ブルーという作品。耽美SFをテーマとしております。結果、至る所で「耽美」が出てくるわけで…要はBLです。初演の時にこれでめちゃくちゃしんどい思いをしたので*1、今回も憂鬱でした。ましてやみんな大嫌いオッドエンタテインメントだし。*2でも終わってみたら割と楽しかった!!!し、なんならちょっとロスった!!!!(笑)ばくしょう!!!!(笑)

ということで、お題箱にもマーカブログ楽しみにしてます、とコメント頂いたので書きますね。

 

 

ストーリー

世界は燃え盛る炎に包まれていた。
“ファントムの侵略”と、後に語り継がれることとなる悲劇の中、
立ち尽くすのは真っ白なひとりの少年。
その青い瞳は、怒りなのか哀しみなのか、空まで染め上げる真紅を映し出していた。
彼は語り始める……その目で見た物語と、知ることなく紡がれていたもうひとつの物語とを……

なんか仰々しく書かれてるけど、実際はブルーとレッドの過去話です。いや、これマーカライト・ブルーについて全部説明しなきゃ話進まないね!?ブルーってなんぞやってなるじゃんね!?簡単に説明すると、ファントムの侵略っていう事件があって、それ以降PSY能力っていう特殊能力に目覚めた少年たちが集まる学園と寄宿舎があってそこにいるのがクラウド・ブルー、対してコランドン一派*3に従う少年たちレッドがいて、伝説の戦士(ブルーに来た記憶喪失の転校生サフィール)を巡って戦ったりなんだりするお話です(テキトー)。ちなみにファントムの侵略は実はコランドンが起こしたもので、最終的にブルーとレッドは協力してコランドンを倒します。その戦いの中で、彼らは1人、また1人と倒れていった、みたいなのがマーカライト・ブルーでのお話。今回はその戦いの後、サフィールに生き残ったヴェリテ(ブルー)、リュビ(レッド)がそれぞれ紡ぐ過去のお話。

 

 ブルーの話

サフィールが転校してきて間もない頃に起こった事件の話。正直この部分まるっといらなかったと思う…(笑)ブルーを出すために作ったのはわかるけどさ!!!必要ないよこの話!!!!(笑)

簡単に言うと、学園内でサフィールの周囲が襲われる事件が多発。彼らは良家の跡取りだが、中身が伴わないレイモンを疑う。しかしレイモンは犯人じゃない。いつも勝手に期待されて、勝手に落胆されて、馬鹿にされていることに苛立ってたレイモンは新任の科学者ラウールに強くしてほしいと頼む。一連の事件の原因を知っているシャスタテは、その原因であるラウールのところへみんなを連れていき、ラウールを拘束する。みたいな話…。ね、必要ないでしょう…。結局は、ヴェリテのことが好きだったけど、ヴェリテはサフィールしか見ていなくてそれに嫉妬したリュカがラウールに操られて起こした事件。

これは…何を伝えたかったんだろう…?(笑)絶対いらなかったと思う…(笑)

 

レッドの話

レッドがコランドンに従う前の話。レッドはファントムの侵略後、みんなを助けるため野盗たちと戦っていた。そこに現れた少年サノム。レッドは彼を仲間として受け入れ、ともに戦っていた。

レッドのリーダー、リュビは実はコランドンにセル*4を埋め込まれていて、コランドンの思うがまま動き、後にコランドンに吸収させるため動かしていた。リュビを殺さないよう、うまく成長させるようスパイとしてレッドに近付いたサノム。でもサノムはレッドと関わる内に彼らに情が沸いてしまう。不要になったスパイはレッドの目の前で殺され、レッドに絶望を与える役目へと変わる。レッドの目の前で瀕死の重傷を負ったサノムのところへ、リュビは手を差し伸べに行くがサノムに拒否されレッドの元へ戻る。そこにコランドン一派がやってきて「友達を殺したのはお前らが弱いからだ」「お前はもっと強くなれる。仲間を傷つけたくなかったら私と共に来い」と言われ、リュビはコランドンの手を取ってしまう。

一方、サノムは瀕死の重傷を負いながらも、自らの大切な人、イヌティール*5の元へ向かう。同じく瀕死のイヌティールのPSY能力によりサノムは命を与えられたが、イヌティールがいない絶望に打ちひしがれる。という話です。

多分こっちがやりたくてやったんだろうなこの舞台!って感じ(笑)

 

 

演出について

今回まつだ壱岱氏が総合演出で、萩原成哉さんが演出だったためか、割と見やすかったです。いや、多分絶対そのおかげ(笑)まつだ氏の唯一と言っていいくらいの長所の映像はめちゃくちゃ良かったです。OPも砂幕を使用しての映像で、Deeperの簡単なあらすじや映像が出ていたのでわかり易かったと思うし、イヌティールの水槽も砂幕に映像映していたので水の中の感じが出ていて、そこは本当にうまいなと思いました。ただ、砂幕使うと前列は非常に映像が見づらいんですよね!そこが難点!ちょっと後ろの方に行くととても綺麗に見えます。

あとはいつもよりはとっ散らかってなかったし、今はブルーの話!今はレッドの話!って結構きっちり分けてたからよかった。でも突然過去話ぶち込んできたりするあたりはやっぱりしっちゃかめっちゃかだなと(笑)

 

キャラクターについて

ホモはいらねえけど、マーカライトはキャラクターがめちゃくちゃ良いんだ!!!!!悔しい!!!!←

サフィール

学園の転校生。みんなのお姫様。今回は語り部的な役どころだったけど一応主演。多分いなくても話は進んだ()

ヴェリテ

みんなの憧れ委員長。鈍感。青い木の実が毒を持ったきっかけ1。

オネット

はいぱーかっこいい。軽やかな殺陣最高。青い木の実が毒を持ったきっかけ2。

アフェクシオン

あんなに兄さんっ子だったのに…(?)ちょいちょいおもしろ担当みたくなってた。

タンドレス

もっと何も出来ないでアフェクシオンに頼りきりなイメージだったけど、意外と攻めてた。

シャスタテ

最of高。一番ホモな人だけど、今回そんなホモなかったからおっけー(?)シャスタテちゃん最高にきゃわ。

リュビ

こんな天然おっとりキャラだっけ…?ってなったけど、まぁコランドンと出会う前だからってことにしておこう()正義感が強いが仲間のために選択肢を誤る。

ディグニティエ

みんなのママ(?)ディグのPSY能力が「kiss of the moon」っていう重力操る力なんだけどめちゃくちゃかっこよくないですか?わたしが一番好きな能力キス オブ ザ ムーンです(笑)

パシオン

やんちゃな元気っ子。ただの服部武雄くん感あった()

ボーテ

ボーテはずるい。ボーテはずるすぎる。実はこの人もスパイです。最高にずるい。

クラージュ

天使

コランドン

全ての発端。

チボー

女王様。チボーの本当は友達が大切なところとか、友達を心配しているところとか、すごく好きでした。

ドゥドゥー

出来損ないの木偶の坊。かわいい。

ワルテール

とにかくかっこいい。今回の話には全然必要なかったと思うんだけど、殺陣をいれてくれてありがとうっていう気持ちしかない(?)Deeperから登場のキャラなので、わたしもよくわかってない。ワルテールのためにDeeper観たいレベル。

ギョーム

マッドサイエンティスト。初演の時のギョームがめちゃくちゃ好きだったからどうかなと思ったんだけど*6普通によかったです。

ラウール

この俳優さんに狂気的な演技させたら勝つ人あんまりいないのでは?レベルの狂気。いつも素晴らしいと思う…

レイモン

いいとこのおぼっちゃまなのに、なにもできない、声だけはでかい、典型的な弱い犬ほどよく吠えるパターン。本当はオネットに憧れてるツンデレ

リュカ

ヤンデレ!!!!!!!!!!ヴェリテが好きだけど、気付いてもらえなくて、サフィールが来てからヴェリテはサフィールばっかり構って、どんどんヤンデレ化していく。こわい←

イヌティール

必要なんだけど必要じゃない…(笑)いなくても話は成立した…(笑)ていうか秋葉くんの無駄遣いすぎた。

サノム

しんどい。全てがしんどいこの子。イヌティールから貰った命を無下に捨てることも出来ず彼は今後どうなるんだろう。多分影の主演。

 

 

 アフターイベント

全7公演+イベント1公演中、握手会が5公演。いや、多すぎるわ!!!ちなみに握手、物販3000円購入で握手券1枚。握手券1枚で握手1回5秒。どんだけ金の亡者やねん、オッドエンタテインメント…。本当に金をドブに捨てている感強くてやばい。わたしは推しぴに行かないって言ったのに結局ループしてて、何してるんや…ってなったけど最終的に割とハッピーだったのでよかったかなって感じです(ちょろい)。しかし、物販1回で握手券1限(その後2限になった)で、新宿村LIVEの階段使っておたくに筋トレさせるのやめてください。

 

イベント公演

イベント公演なるものがあったんですよ。主題歌歌ってる鵜飼主水さんの歌やらSSやらゲーム大会やら。まぁ割と楽しかったことは楽しかったけど、別になくてもよかったよね…(笑)

 

 

こんな感じです!!!マーカライト・ブルー自体初見殺し舞台だから多分観てない方にはなんのこっちゃだと思いますが!一つのこと書くのに十説明しなきゃいけなくてめんどくさい…。このめんどくささがまつだ壱岱氏だと思って頂ければ(?)。

でも一周まわって楽しくなったのかなんなのかわからんけど、珍しく楽しかったです。千秋楽後に友人と終電までひたすらマーカライト談義したり。なんで楽しかったのかよくわかんないけど楽しかった。ということでお疲れ様でした!

*1:BLが得意ではありません

*2:オッドについてはこちら参照→糞制作には飽き飽きだ - STELLA

*3:一応ブラックとなっている

*4:細胞的な…もの…(笑)

*5:イヌティールは人質として過ごしていたが、本人はそのこともサノムがスパイをしていることも知らず、水槽(生命維持装置?)の中でしか生きられずゆらゆら浮いている日々だった。サノムを殺すことになったため、同時にイヌティールも人質としての役目を終え水槽が割られ処分される

*6:キャスト変更あり