少年たちの夢への道〜舞台 RE:VOLVER【追記あり】
こんにちはこんばんは。
舞台RE:VOLVER観てまいりましたので感想を。
あらすじ
巨大な「城塞」に囲まれた都市『霞宮(カミヤ)』。そこはかつて外国船でやってきた海賊の英雄に与えられた都市国家。しかし帝国への独立戦争の敗北によって、その後市民たちは戦犯扱いとなり、城塞都市はさながら高い壁の監獄と化した。貧民街に暮らす少年、聖木(スズキ)は、日々盗みをしながら生きてきた。ある時、通りがかった男から盗んだバッグの中に、城塞の設計図を見つける。聖木は兄と慕う阿羅来(アラキ)、親友の伊透らと共に『都市海賊』を名乗り、都市からの脱出を試みる。しかし、少年たちの夢はもろくも崩れ去り、その後バラバラに生きていくことになる。時は過ぎ、聖木は盗賊として生きていた。ある時、聖木は刑事となったかつての仲間、伊透(イトウ)と対峙する。帝国軍と革命軍の戦いが始まろうとする中、城塞に囲まれたその都市で、彼らは再び集まり少年時代の夢に向かい始める。
以上が公式あらすじなんですがもう少し詳しく言うと、子どもの頃5人の仲間たちで城塞都市からの脱出を試みるが見つかってしまい兄貴分が撃たれ死亡*1し、計画は失敗。仲間たちも散り散りになり、刺激のないつまらない生活を送っていた。こそ泥として生きていた聖木(スズキ)の前に刑事となった親友伊透(イトウ)が現れ、さらにそこに探偵兼殺し屋をやっている壬浦(ミウラ)が、玄汰(クロダ)が鍵は自分が持っていると話しており、2人を探しに来たと現れる。玄汰は現在監獄におり、脱獄させるための計画をスタートさせる。一方帝国軍では創世記計画*2が実行されようとしていた。脱獄した玄汰も含め再び城塞からの脱出を試みる都市海賊メンバーはその計画を知り、阻止しようとする。といった感じですね。
演出について
吉谷さんって感じだー!!!というアレです(?)色んな場面が同時進行で進んでいき、絡み合っている。現在と過去、そして現在のキャラごとの視点が入り乱れている。わたしは吉谷さん演出大好きなのでスっと受け入れられるけど、多分好き嫌いは分かれる部分もあると思う。全体的にはテンポよく進んでいく。シリアスな場面も多いけど、ギャグパートという名のアドリブ祭りも多い。
ストーリーについて
第一印象は「週間少年ジャ〇プ」(笑)すごい王道な少年漫画っていう感じです。仲間とともに夢を見て、そして敗れて落ちぶれた生活を送り、そこからまた再び夢を見て、夢を目指していく。だから多分男性が観ても普通に面白いんじゃないかな、と。
キャラクターについて
どのキャラクターをとっても魅力的すぎる。しかし、名前の漢字が難しすぎる(そこ)。当て書き兼吉谷さんがこの俳優のこの役が観たいというので書かれているので、まぁ当たり前に良いよね。
聖木(スズキ):植田圭輔さん
圧倒的主人公。今まで褒められたことなんかなかったのに、兄貴分である阿羅来(アラキ)に褒められ初めて自分の意味、夢を見ることを知り、アラキを傾倒している。英雄の息子。
本当に圧倒的主人公という言葉がぴったりかな、と。荒々しさと冷静さを同時に持っていて、緻密な計画を立てる一方で父親の仇討ちのために周りが見えなくなったりだったり、愛が憎しみに変わる瞬間だったり、色々な危うさがあるし、リーダーシップを取れているのかと言われたら完全に取れているわけではないんだけど、真ん中の頂点にいるのがとてつもなく似合う人。
ストーリーが進むにつれて、植田さんのTシャツの色が変わっていくのが印象的(?)
伊透(イトウ):橋本祥平さん
わたしの推しキャラ!!(笑)刑事となっておりスズキたちの前に立ちはだかる。パワハラ上司(という名の父親)にめちゃくちゃ暴力を受けている。この父親との関係性についてはもう少し掘り下げたいけど今の時点では難しい感じ。刑事になったのは、自分なりにこの世界を守りたかったから。
トレンチコートの裾が一部スカーフっぽくなってるの最高にシャレオツ。そしてちらっと覗く赤い靴下。シャレオツすぎる。冷静に見えて実はそうでもない感じが好きです。
玄汰(クロダ):山田ジェームス武さん
革命軍リーダー。帝国軍にスパイとして潜入していたが見つかり逮捕され監獄にいる。囚われの姫(違う)。子どもの頃の脱出計画の際鬼神のごとく活躍したことに憧れた玄汰世代なるものが革命軍に多いらしい。暗くて狭いところにいると引きこもりたくなってしまうという病を抱えている()
西洋剣と日本刀の二刀流でめちゃくちゃかっこいいんだけど、病気シーンがやばやばのやば(笑)出たくないよお〜〜ここにいるう〜〜と泣き叫ぶじぇーくんはやばい(やばい)
壬浦(ミウラ):櫻井圭登さん
探偵兼殺し屋。テンションが高め。一人称は俺っち。バーのママ(オカマ)に殺し屋としての動き方を教えられ、バーの常連のおっちゃん(情報屋)に探偵としての能力を教えられた。この3人の他人以上家族未満の関係性がとてもすき。裏切られているとわかっていても責めることができない、親代わりの人間を信じたい、でも仲間を助けたい、そんな葛藤と戦っている。
個人的にはもう少し殺し屋感が欲しかった。大切にしていた貝殻をイトウに粉々にされ、「過去の遺物に縋るな」と言われ「そうだね…そうするよ」とイトウを殺しにかかる時の笑顔から真顔になるところが最高オブ最高すぎて、そういうのもっとくれって感じでした。もっともっと狂気的になってほしい(?)
阿羅来(アラキ):安西慎太郎さん
少年たちの兄貴分でありリーダー。脱出計画時に見つかり銃で撃たれ死亡したと思われていたが、実際は生きており帝国軍人となっている。創世記計画の責任者。記憶喪失とされているが、実は全て覚えており記憶喪失のふりをするよう指示されている。
冷徹な帝国軍人でありながら、スズキ達にヒントを与え、本当は誰よりも彼らのことを想っている人。安西慎太郎さんは二面性のあるキャラクターが似合うなあ、、、。そして儚い。スズキとの一騎討ちは、吉谷さんが「殺陣はついているけど演出は何も付けていない。外部で作られた感情なんか必要なくて、2人のその時の感情で動けばそれでいい」と仰っていてエモい…となった。エモエモのエモ。
鷹城(タカギ):磯貝龍虎さん
パワハラクソ刑事。元帝国軍人。目的のためには手段を選ばない。スズキの父親を殺した過去がある。
とにかく残虐非道。やることなすことエグい。まぁでも彼にも信念や目的があってのことなんだろうなあ。イトウの父親らしいが詳細は不明。イトウのところでも書いたけど、この2人の関係性についてはもっと掘り下げたいよね。
抹尹(マツイ):川隅美慎さん
革命軍サブリーダー。クロダ世代の1人。革命軍に兄がいたが独立戦争の際に死亡、以後クロダが兄替わりとなっていた。腕っぷしだけでのし上がった猪突猛進型。
とにかくうるせえ!(笑)作成会議の待ち合わせでドアのベルちゃんと鳴ってんのに自分で「カランカラーーーンッッ!!!!!」って言ってんのめちゃくちゃおもろい。でもうるせえ(笑)超個人的な話ですが、マチソワ間に友達と行ったお寿司屋さんの板前さんが客が来る度に「いらっっしゃいませーーぃ!!」って言ってて、マツイなの、、、?ってなってしまってその後のソワレ友達と死ぬほど笑っていた。しかもその時に限ってカテコ挨拶がびしんくんだったから更に笑ってしまった。あの時だけびしんくん推しだった(?)喉が心配です。
倭潮(ワシオ):成松慶彦さん
帝国軍人でアラキの部下。裏で色々動こうとしてるけどアラキにはバレている。
友達がずっと二推し!!って言っていて、二推しの人という印象になってしまった…。まぁ悪役ではあるんだけど非常にかっこよかったです。
衣澄(イズミ):タイソン大屋さん
バーテンダー。オカマ*3。殺し屋でもある。ミウラのママ代わり。
おれたちのママ。リサイタルシーンは最高オブ最高です。母親のような包容力と、冷徹な殺し屋の部分と、でもどちらもすごく「ママ」で素敵でした。
RE:VOLVER 通信
— タイソン大屋(Tyson Ohya) (@tyson_ohya) 2018年10月21日
櫻井圭登
もしもの話よ。
ママはね、ミーちゃんがコロされたら
鬼神となってその相手を屠ります。きっとね。#ボルステ pic.twitter.com/1M5IC17AXo
最高だよ、ママ…(;_;)
策間(サクマ):山岸拓生さん
情報屋。バーの常連でミウラを息子同然と思っている。ミウラにパパと呼んで欲しいけど拒否されている。
スパイとして帝国軍にスズキ達の計画を流しているんだけど、でもやっぱりどこか裏切りきれていないような部分も感じる。憎めない人。
少年たちの夢
高い壁で囲まれたろくでもない人間ばかりのこの都市から出たいと願っていた少年たちは、この都市の危機を知りいつしかこの都市を守りたいと思うようになった。彼らは脱出という夢に夢を見ていたのかもしれない。でもその夢は多くの人を動かし、リボルバーの意味の如く彼らを中心に回り、最終的に高い壁から光を見た。英雄の息子もまた英雄となったのだろう。
ラスト「名もない海賊」として城塞の外に出た彼らには今後何が待ち受けているのだろうか。
何かありましたら。
→基本Twitter回答。早く返事が欲しい方(?)
→基本ブログ回答。返信までお時間頂きます。
先日マシュマロくださった方へ。今回はちょっとTwitterの方で回答させて頂きますね!お手数お掛け致しますが、Twitterの方をご覧下さい!
【追記】10/23
東京公演無事終えました。
— 吉谷光太郎 (@koutaroyositani) 2018年10月22日
策間の台詞が
脚本家として自己投影した言葉です。
策間の言葉は
全部うそで全部真実
そういう視点でも一度見てみてください。
彼らは
本当にハッピーエンドかどうか
ニコ生も確認してみて下さい。
仮に策間の言葉が全て嘘だとしたら、、、#ボルステ
吉谷さんにこんなん言われたら気になりすぎて夜も眠れない…。策間の最後の台詞イマイチ覚えていないのでニコ生で確認します。しかし一度オォン?!となると永遠にオォン?!となるので色々考えてしまう、、、けどやっぱり2公演しか観ていないので限界がある、、、。とりあえず今考えてることはふせったーに投げて自己整理しています。早くニコ生を観せてくれ。
千秋楽演出変更は悪なのか
こんにちはこんばんは。
先日行った「千秋楽演出変更について」のアンケート結果です。ご協力頂いた方ありがとうございました。
今回のアンケートに至った経緯
A3!や刀剣乱舞など、千秋楽に演出を変更する大型2.5次元舞台が相次いでおり、実際に観客はどのような想いを抱いているのか、A3!にも刀剣乱舞にもなんの思い入れもない第三者のわたしが、突然めちゃくちゃ気になってしまったためにアンケートという形で皆様のご意見を聞いてみた、という謎な趣旨です。
アンケート回答総計
今回は123名の方にご回答頂きました。貴重なご意見ありがとうございます。どれもなるほど〜と思いながら拝見しました。
では、早速アンケートの回答内容についていってみましょう。
年齢層
その他は非公開の方です。20代が約60%と一番多くなっていますが、まぁ若手俳優おたくってだいたいこんなものですかね?一応年齢により回答の偏りとかあるのかなと思い、年齢もお聞きしましたが特に年齢層による有意差はありませんでした。
千秋楽演出変更の舞台を観たことがあるか
文字が途切れていますが…。青→ある(実際に千秋楽を観た)、赤→ある(千秋楽は観ていない)です。
千秋楽演出変更についてどう思うか
ぶわっといっぱいあるのはその他のご意見です。ほぼ半々ですね。その他のご意見も若干肯定派が多いようにも感じますが、ほぼ半々かなあという感じです。いくつかご紹介すると、
・ストーリーの意味合いが変わらなければいい。
・いいと思うのですが、事前に告知をしてくれたほうが心の準備が出来る。
・拒否も推奨もする訳ではないが、今まで何度も観た公演の演出が映像で残らないのが悲しい。「舞台は生もの」とは言うし理解しているが、正直そういう事ではないのではないか?と思ってしまう。
・千秋楽のチケットがなかなか取れない、自分の好きな演劇であれば嫌かもしれない。
・舞台の話ではないのですが昔ELLEGARDENの細美さんが「洋楽の国内盤ってよくボーナストラックがついてるけど結局全世界の人たちに伝えたいほどの曲じゃないんだよ」って言っていたことを思い出します。千秋楽演出も作品の要素としては別に見た人全員に届けたいほどの何かではないんだと認識しています。
・特にどうも思わない
突然の細美さん登場に二度見しました(?)
ちなみに刀ステを観た方からのご意見
・刀ステ見ました(エーステは見てません) 話の大筋は変わらない(が複数回見た人にはめちゃくちゃ心に刺さる)変更だったので、それなら受け入れられるかなぁと思います。
そして逆にエーステを観た方からのご意見
・エーステは現地、LVで楽を見ました。あれはなるほどそういうことかと思わせる感じが割と好きですんなり受け入れられました。むしろ好きです。ただ刀ステに関しては友人からの話でしかないのですが、ループものかつ千秋楽にそれを無理やり集結させる感じが感覚の話でしかなくて申し訳ないのですがめちゃくちゃ美しくないと思いました。美しくないのはダメです。監督と演出と脚本のにやけ顔が見えるので。
という感じで色々ご意見頂きました。
ここで、先ほどの千秋楽演出変更を観たことがあるか否かと、千秋楽演出変更をどう思うかを絡めて比較します。
【千秋楽演出変更を観たことがある】
(実際千秋楽を観た方)
千秋楽演出変更は良いと思う:58.7%
千秋楽演出変更は辞めてほしい:28.5%
(千秋楽は観ていない方)
良いと思う:39.1%
辞めてほしい:43.4%
【千秋楽演出変更を観たことがない】
良いと思う:27.0%
辞めてほしい:64.8%
申し訳ないのですが、その他のご意見くださった方はこちらの割合からは省かせて頂いています。良いと思う、辞めてほしいのどちらかに入れてくださった方のみの結果です。
千秋楽演出変更の舞台を観たことがある方、それも実際千秋楽を観た方は肯定が多く、観たことがない方は否定が多くなっていますね。まぁ自分は観れたから良い、演出の意図が伝わっている、自分は観れなかったから辞めてほしい、演出の意図が伝わらない、というのもあるのでしょうがものすごく顕著ですね…(笑)すごい…(笑)
千秋楽演出変更肯定派の理由
こちらも文字が切れていて申し訳ないのですが…(編集しろよ)(笑)
上から演出として成立してれば良い、色々な展開を観たい、特別感がある、公演を重ねるごとに演出が変わるのは致し方ない、どうせ全通だから関係ない、です。こちら複数回答可としておりました。
やっぱり演出として成立してれば良いとのご意見が多いですね。特別感があるも多いのかなと思っていましたがそうでもなかったので、おたくは特別感より安定感を求めるのでしょうか(?)
上記以外の理由
こちらも色々ご意見頂きましたのでいくつか抜粋致します。
・まるっきり内容が変わってしまうなら事前に言っておく必要性を感じるが、大筋が変わらなければいい。 ただ、流行っているからという理由で安易に演出に取り入れるのは危うい気がする。
・観客のわがままをどこまでぶつけて良いのか。平等であるべき、という声が大きいようだが、そもそも舞台は座席の時点で見えるものが違う。日によっても演出が違う(日替わり以外にも、演技プランが変わることもある)のに、大千秋楽だけ変えたらおかしいというのは筋が通らない気がする。
・刀ステは初日に中継を入れていたので途中から演出が変わることもある程度予想が付いていたので、大楽での演出変更は問題ないと思います。
・刀ステは詳しくないのでわからないが、エーステに関してはアプリのメインストーリーに沿った演出であり、東京楽での特別演出が話題になってからの京都楽のDMM配信もあったため。大楽についてはだいぶ先のためライブビューイングの申し込みすら始まっておらず、また、円盤への収録もあることで特別演出を見たい人に見る機会が与えられているため。(通常演出も初日公演がWOWOWで放送、円盤への収録もある)
とのことです。肯定派といえどそれを安易に取り入れるのは良くないといったご意見や、ある程度予想ができていた、または円盤にどちらも収録されるため問題ないといったご意見を頂きました。
そして、平等であるべき、の平等をどう取るのかっていうのも中々難しい話ですよね。ご意見でも頂いたように、席によっても違うし(同じ値段で最前と最後列とかもあるし)、日替わり演出、実際に舞台をやっていく途中での演出変更、ハプニング等々、言ってしまえば全公演平等ではないですもんね。まぁこの話はまた後でまとめてします。
千秋楽演出変更否定派の理由
こちらも文字が…(笑)上から、必ずしも自分が観れるとは限らない、同じチケット代だから全公演同じものにしてほしい、千秋楽だけ観劇できる時演出の変更点がわからない、千秋楽ありきの公演で前楽までの公演が前座のように感じる、千秋楽だけチケット倍率が跳ね上がるのが嫌だ、です。こちらも複数回答可。
前楽までの公演が前座のように感じる、が抜きん出てますね。まぁ確かに千秋楽だけ大幅に変わるとなると前までのは何だったの?とはなるかもしれませんね。他の項目もまぁぼちぼち理由として入ってるようです。肯定派は1つだけ抜きん出てあとは20%くらいだったのに対して、否定派は1つ抜きん出てるけど他も40〜50%っていう差があるのはなんだか面白いですね。まぁ良いところより悪いところの方が目につきやすいもんね、わかる(?)
上記以外の理由
こちらもいくつか抜粋。
・千秋楽だけ演出が違ったとき、それがDVDに残されるともやつきます。そこまで毎日素晴らしかったものをDVDにしてほしい。
・皆が千秋楽を見るとは限らないので。取りづらい公演の場合、唯一取れた地方公演だけ見る人もたくさんいるのでは? 千秋楽ありきの公演をされると、千秋楽を見られないファンはお呼びでないのだなと感じる。
・その舞台のリピーター率がどんなに高くても、自分が何回入ったとしても、毎回毎回「誰かの1回目」ではあると思うし、同じ演目として複数回上演している以上そこに大幅な変更を加えての「特別」を出してはいけないと思います。その分、倍率が上がるのは嫌ですが「千秋楽は特別ver.」と事前アナウンスがあるなら演出変更も個人的には無しではないかと。(もちろんそうするならデフォVer.と特別Ver.ともに映像収録や配信はしてほしいです)アナウンスがない場合の初日・千秋楽・誕生日等の「特別」は挨拶とコメント、ダブル(デフォ+1~回)カテコ程度で十分です。
・私が千秋楽を好きな理由は、役者陣が本番でしか得られないものを積み重ねてきた集大成を見ることができるからです。自分の推しだけ見たら台詞も何も変わらないかもしれなくても、演出によっては何かが大きく変わる。それを最後『だけ』行うのがなんだかなぁと思います。Wキャストみたいに日別だったりランダムとかならまぁ良いんじゃないかなと思います。 良くなるための改変ならもっと前に変えるべきで『千秋楽だから』変えるものではないですし。
とのことです。千秋楽「だから」やる必要が果たしてあるのか、それだけが円盤として残るのはどうなのか、といったご意見頂きました。他にも初見に厳しい、2.5で原作ありきのものだからこれで原作ファンが舞台を嫌いになっても仕方ないというご意見もありました。
千秋楽演出変更についてのご意見
肯定否定関係なく、千秋楽演出変更というものに関してのご意見もたくさん頂きましたのでこちらもいくつか抜粋致します。
・LVといった技術が発達した今の世(劇場以上のキャパの人間に千穐楽を観せられる)だからこそできる思いきった演出だけれども、それまで観てきた客のことを置き去りにしているのかなとは思います。
・演出変更があってもなくても、満足出来るもん見せてくれたならそれで良い。
・制作側の意図や気持ちはわかるけど、どうしてもこの日しか取れない!とかどうしてもLVしか取れない!系の超人気舞台でそれやっちゃう?って思いました。エーステに関してもたまたま私が2回見れたからよかったけれどLVだけだったらイラついたかも。人一倍激戦だった刀やA3は普通にダメでしょ…いやダメだな…面白いけどダメだな…でも1回すげー!っての見ちゃうとまたおもしろ舞台見たくなる…うーん…いやダメでしょ!とループしています、早く千秋楽迎えて解決したいです。
・賛否両論あるのもよくわかるし、もし自分が劇場で観られなかったらと思うととても辛いけれど、元々楽日は何がなんでも入るスタンスなので特別演出があろうとなかろうとモチベは大して変わらなかったです。 また、エーステ京都楽特別演出ではミスが目立ち、通常演出に比べてクオリティの差が気になりました。公演数の違いはあれどそこはあってはならないことだと思うので少し残念でした。 エーステのようにメインストーリーに沿った原作リスペクトとしての特別演出は新鮮であってもいいとは思うのですが、これからの舞台において千秋楽特別演出が当たり前のようになってしまうことを恐れています。それらが役者の負担になったり、舞台の質を下げてしまう原因になり得るのであればやめてほしいと強く願います。
・日替わりもそうだと言われればそうなのでしょうが、結局多ステありきなんだな、1公演しか見られないならそもそも見ないほうがよいのかもしれないとすら感じます。取りづらい公演はますます取りづらくなっていくんでしょうね。
・刀ステは観ていないのでわかりませんが、エーステに関しては元々アプリのシナリオであった展開を上手く使っているなと正直感心しました。 最近それなりに人気のある舞台の千秋楽はだいたいライビュが用意されているし円盤にも収録される可能性が高いので自分は観れないのにずるい!という言い訳は通用しないし、どうしても生で観たい人間はどんな手を使っても絶対現地にいるので千秋楽の演出変更を責める理由があまりわかりません…。
・変更後の演出を含めて1つの作品であるなら、前楽までは未完ということになるのでは? 別にそういった作品が1つ2つあるくらいはいいが、演出変更が主流になる事は恐れるべきだと思う。
肯定派も否定派もなるほど、と思うご意見たくさんありがとうございました。ここに載せきれなくて申し訳ないです。
わたしの意見
推しが関係してるわけでも何でもない横入りばばあですが(笑)わたし個人としては別に演出変更は良いと思います。日替わり演出と千秋楽演出とどちらもその時その場所でしか観られないものだってことには変わりないし…。意図があって、意味があるものだったらそれは全然良いかな、と。舞台とは違うけど、ライブとかも地方によってセットリストが違うとかはよくあることだし、突き詰めればそれだって同じお金払ってるのにこの地方の人は〇〇が聴けて、あの地方の人は聴けなかったのはおかしいってなるような…。
刀ステに関しては観ていないので触れませんが、エーステは実際の千秋楽にアプリゲーム内の千秋楽をぶつけるというのは面白いな、と思いました。まぁでも実際それを本当に千秋楽でやる必要があるのかと言われたら別になくても良いんだと思いますが。「舞台」なのだから「実際」の時間軸とずれてようが何しようが構わないので、実際の初日に舞台内では千秋楽を迎えてたっていいんですよね。だから必ずしもそうする必要はなかったとは思う。でもやっぱりそういうのがあるとすげーことしたな、面白いってなっちゃうよね。
あと、刀ステというか末満さん繋がりでいうと、.5じゃないけどTRUMPの千秋楽でウルの台詞が変わる*1のとかはありありのありだと思うんですよ。千秋楽でしかできないことであって、意図が明確で意味があるから。
「演出変更」っていうと大幅に変わるようなイメージになってしまうかもしれないけど、そういう小さなことも演出変更ではあると思うので、そう考えるとやっぱりわたしは肯定派ですね。まぁ作品にもよるのかもしれないけど…。
千秋楽演出変更は悪なのか
元々、上記のようにわたし自身は肯定派だったのですが、今回否定派の方のご意見や手放しでは肯定できない方のご意見を聞いて、納得できる部分は多々ありました。どの意見も、あーそうだよね、わかるってなりながら拝見しました。賛否両論あるし、結論が出るような話ではないので何とも言えませんが…。でも、こうして色々なご意見を聞いて思ったのが、やっぱりおたくって何しても結局は推しが観たいために行くしかないのでそこは制作なり何なりに足元を見られている部分が少なからずあるのかな、と。千秋楽だけ演出変更して、初日収録と千秋楽収録の円盤2枚出せば倍売れることになるし。まぁ観客に楽しんでもらおうという想いももちろんあるんだろうけど…。でもやっぱり劇場で座席がある人、ライブビューイングで座席がある人、配信で観る人、円盤を買う人が制作の対象なので、限りがある座席は増やせないけど配信や円盤購入を増やすために、っていう目的もあるのかもしれませんね。座席がない者に人権はないので。
あとは、毎公演平等であるべき、同じクオリティ、熱量でやってくれっていうご意見と、千秋楽演出変更は良いけど人に見せれるレベルじゃない初日が許せないっていうご意見もありました。ここも難しい問題ですよね〜〜〜〜〜〜〜。明らかに稽古不足で初日酷いけど千秋楽に向けて上がっていくような作品ありますよね。あと、地方公演になってからブーストかかるのとか。本当に稽古してきたの?って役者もいたりするし、そこに関しては確かに千秋楽演出変更より嫌ですね…。まぁ千秋楽演出変更で(それがいつ決まったものなのかわからないけど)、そこだけミスが見立つとかそういうのもあれですよね。ご意見も頂いてましたけど。それでもやっぱりおたくはそれを我慢して推しを観に行くので足元見られている…。
千秋楽演出変更は果たして悪なのか否か。ここで結論を出す話でもないし、そもそも結論が出る話でもないですけども。悪だとしてもそうじゃないとしても、結局観たいなら何としてでも座席を確保しなきゃいけないし、円盤を買わなきゃいけないし、おたくのやることは1つしかない。おたくつら。全おたくに幸あれ。
何かありましたら。
→Twitter回答。早く返事が欲しい方(?)
→ブログ回答。返信までお時間頂きます。
*1:本来はウルがソフィに「生まれ変わったら僕は君になりたいな」と言い残し、リバースシステムで次公演ではソフィとウルの役者が入れ替わって輪廻していくが、千秋楽でのみウルは「生まれ変わったら僕は…」で終わる。もう輪廻しないので。
推しが生き返った話+マシュマロ返信(追記あり)
こんにちはこんばんは。
こないだもちらっと書きましたが。
推し、俳優業復帰します。
わーぱちぱち。
推しが一般人になった時のお話はこちら。
彼はアパレル店員を経て、12月にまた板の上にあがります。ずーーっと待ってたよ。
上記事でも書いてますけど、この1年本当に色々な俳優を観に行きました。顔が良い人も、良い演技をする人も、ポテンシャルが高い人も山ほど、正直掃いて捨てるほどいる。好きじゃ〜んって思う俳優もいる。でもやっぱり「推し」にはならないで終わった。
去年も、「推し」って一体何なんやろか、と考えていたんですけど。
まぁこれは今も変わらず考えてはいて、1年経ってもちゃんとした答えは出ていないのですが。でも、こうやって推しが板の上からいなくなる、そして時間を置いて戻ってくるっていうのを経験して、「推し」っていうのはただ「好き」っていうのとは違って、「特別」な存在なんだろうなあというのはぼんやりと思っています。必ずしも好き=推しになるわけじゃないのはそういうことなんでしょうね。
推しが一般人になってから、今までの推しの出演作のDVDはずっと観れていなかった(気持ち的に)のですが、復帰決定にあたって少しずつ未開封のものを見始めました。映像ではあるけど久しぶりに推しの演技を観て、好きだとかそういう次元の話ではなく、こんな演技できる俳優が板を降りるってものすごく勿体ないし、世間はこの人を知らないなんてあまりにも惜しい、と思いました。やっぱりもっともっとたくさんの人に推しの演技を観てもらいたいし、推しを知ってもらいたい。推しが売れてほしいというか、爆発的人気とかにはならなくてもいいけど、知名度はあがってほしいし、もっと評価されてほしい。「良い演技するよね〜」くらいでもいいからみんなに知ってほしい。全てをリセットしてもう1回ゼロからやり直すんだから、どんどんどんどん上を目指していってほしいな、と思います。
推しがもっともっとたくさんの人の「特別」になればいいなあ。
以下、マシュマロ返信です。
伏せてほしいとのことなので頂いたマシュマロは載せません。
推し、その方です!倍率は全然わからないので、とりあえずちょっとだけ積もうと思っていたらいつの間にか全通分以上になっていました(笑)多分めちゃくちゃ取れないってことはないと…思う…ので…頑張りましょう…。
マシュマロありがとうございました!共演よろしくお願いします。
(追記)
返信不要でマシュマロくださった方へ。
ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです。返信不要とのことでしたが、お礼申し上げます。
何かありましたら。