STELLA

好きが君だけで溢れかえるまで

EXILE TRIBE LIVE TOUR 2021 RISING SUN TO THE WORLD

こんにちはこんばんは。

 

 

お久しぶりのブログになりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

わたしはというと、1年以上続くコロナ禍の中、やっと開催されたLDHの東京ドーム公演に行ってきました!!3日間、らぶ、どり〜む、はぴねすが溢れていた、、、。まあ3月の出来事なので既に1ヶ月経っててすまんやが。

 

 

セトリとかは書くのめんど〜〜〜〜になっちゃったので掻い摘んでいくぅ!詳しいセトリとかはなんかテキトーに検索してください。

 

ステージ構成はエンドステージで花道あり。プラスフロート。初日開演前、トロッコ先端側スタンドだったワイら、布で覆ってあるフロートに丸があるの見て「あの丸、絶対ロゴのフェニックス*1やんけwww」とか言ってたら、その部分が本当にロゴのフェニックスだったし、なんならバカデカサーキュレーターで死ぬほど笑った。フロートにバカデカサーキュレーターを付けて換気するLDH、さすがである。

 

 

 

EXILE

やっぱりさ、RED PHOENIX橘ケンチ氏に恋するよね。毎回恋する。オペグラでケンチ定点するくらい恋しちゃうもん。3日間、良いケンチでした。

Heads or Tailsの最初のアレンジ、天才じゃない?

day alive 何を探してる 変わり果てた世界の中

また君と一つになれるように 願い叫び続ける

日常が儚い夢のように 願い寒い夜に全てが消えてった

〜〜〜〜〜〜〜(聞き取れてない) 拳空高く掲げろ

さぁ夜明けが来たぞ 失われた時間取り戻す旅へ

共に行こう この瞬間を待ってたんだ

幕が上がる

戦う者だけに与えられた

魂を胸に

命燃やそう

いつ如何なる時も 半座を分かつ

運命を今生き急ごう

はわ〜〜〜〜〜〜!!!!!!ってなったもんな、ここで。拳あげちゃうもんな。やっぱりすげえよ、EXILEパイセンは。

PARTY ALL NIGHT〜ALL NIGHT LONGのフロート使用もメチャ良かったですね。初日に目の前で佐藤大樹さんにめちゃくちゃレス貰って「かわいい、、、」となりました。DDはたのしい(やめな)

 

THE RAMPAGE

一発目THROW YA FISTでTYFツアーと同じく花道一列で出てきたの、本当に崩れ落ちてしまった、、、。それはずるいジャン、、、。死んじゃったジャン、、、。

SILVER RAINはもう本当に最高すぎるし、MA55IVEの健太さんパートで普通にリアコ極めすぎて友達に大爆笑された。でもあんなの全人類恋に落ちるじゃん!?はぁ、、好きだ、、、(リアコ)ちょっと全人類見てくださる??天才のMVなので。

LA FIESTAメドレー化でクソ短くてそこは超病んじゃった。

それにしても、らんぺちゃんのライブは去年のRMPG静岡ぶりなんだけど、この1年でスリボ3人ともめちゃくちゃ歌うまくなってて驚いた、、、。いやほんとにすげえ進化してた、、、。ものすごい伸びやかに歌っていて感動した。

 

FANTASTICS

衣装が天才!!!!そたきゅんにベレー帽かぶせた人どなたです!?特別ボーナス出すべきですね。

やっぱりHigh Feverはとっても良いですね。最高。

 

BALLISTIK BOYZ

バリちゃんは最高だよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!天才のセトリで沸いちゃったな、、でもPasion全然踊らんくて悲しかった、、、。初日はちょっとだけ踊ってたのに2日目3日目ジャンプしかしとらんくてぴえんだった🥺

セトリも最高だったし、目の前で踊るりきちゃん最高だったし、多分バリちゃんで一番元気になった。

 

KING & KING

GET IT ONメチャ好きです!!!!!!!バックで踊るらんぺちゃんパフォーマーズかわいいすぎてニコニコしていた。ここぞとばかりに前で踊るTikTok支部浦川氏(うじ)が最高でした。

 

GENERATIONS

You & Iを踊る佐野玲於さんがメチャ好きです。あとBIG CITY RODEOの佐野玲於さんも好きです。

ワンミリの夢女演出、最高すぎてメチャ元気になれた。ゲラゲラ笑いながら見てた(?)

 

Jr.EXILE

ジュニエグ、かわいい

 

三代目 J SOUL BROTHERS

J.S.B.DREAMの印を結ぶの本当に宗教で毎回ゲラゲラ笑ってた(やめな)

それにしても登坂広臣さんを見ると、本当にスター感がすげえな、、となる。がんちゃんさんは常に顔が良い。

 

PKCZ

初歌唱が東京ドームな白濱亜嵐さん、チートすぎんか??

 

アンコール

らんぺちゃん、SomedayをEXILEパイセンと一緒に歌わせてもろて良かったなあ!フロートでわちゃわちゃしてるらんぺちゃんメチャかわいいかった。指ハートでファンサ乞食してたら()りっくん返してくれてわーい!ってしてた直後にまこっちゃんも返してくれてさすがにキッズになって叫んでしまった。人生で初めて黄色い声出した(?)あと健太さんの紳士みたいな礼(語彙力)が最高かっこよくて恋した。ほくちゃんの顔も相変わらず綺麗だった。

AGEHAとRat-tat-tat踊るらんぺちゃんもメチャかわだった。花道先端で一生わちゃわちゃ(というかぐちゃぐちゃ)してて最高たのしい時間だったけど2日目3日目は柱が邪魔であんま見えてなくてかなぴ。アリーナ後方席花道横席入りたい(強欲)

一番最後、EXILE TRIBE全員一列になって花道練り歩いてたの、メチャおもろかった。これはなんのタイム??となったけどとりあえず手は振っておいた(??)

 

 

思い返すと3日間まーーーーーじで楽しかったな〜!!3日間勝ち組の席だったし、マジで神頼みして良かったなって感じ(?)ちゃんと御礼参りに行きました!!ありがとうございました!!これからもよろしくお願いいたします!!!(笑)

 

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(わざわざGロッソで写真を撮るな)

 

 

2020振り返り

こんにちはこんばんは。

 

 

 

2020年が超速で過ぎ去ろうとしていますねえ。1年早すぎワロタ。なんか地味に色々行ってはいたので振り返っていこうかと思います。

 

 

1月

舞台 LIFE RESET?

狂った井澤さんがマジで最高すぎて高まりだった。銃撃った後、難聴なってあー!あー!言ってんのマジで天才すぎん?

 

舞台 Starry☆Sky

もう全然記憶ねえな、、壁に映される古谷大和さんがおもろすぎた記憶しかないわ、、、

 

舞台 Starry☆Sky リリイベ

これも1mmも記憶にないっすわ、、、

 

ミュージカル フランケンシュタイン

健やかな柿澤勇人も、気が狂ってる柿澤勇人も、病んでる柿澤勇人も、全部まとめて抱きしめる加藤和樹。それはもはや母。

 

2月

THE RAMPAGE RMPGツアー 静岡

最高のライブだったよ、、幻の4公演に行けて良かった。でもやっぱり衣装は微妙だったと思うよ()

 

PRINCE OF LEGEND 貴族降臨 完成披露試写会

スタンド最前花道目の前ってやっぱり最高だったと思うんよね、、ファンサもめちゃくちゃ貰ったし、まこつのダンスあんな近くで見れるなんてな、、、最高の集いでした。

 

舞台 艶漢 第4夜

水劇をちゃんと表現しててすごー!!となった。

 

音楽劇 黒と白

無料招待で行ったけど、それですら行ったことを後悔した。タダより高いもんはない。

 

舞台 カレイドスコープ

らゔ・吉谷さん。吉谷さんのワンシチュ、本当に最高だった。芝居うまい人しかおらんかったしすげえ舞台だった。

 

THE RAMPAGE RMPGツアー 東京(中止)

前日に中止発表でマジでしんどすぎた。

 

 

3月

ぴゅぱミュイベ

推しがいるイベなのになぜか友達に招待されて行った(笑)わたしを見つけた時の動揺が面白すぎたのでそこだけ映像欲しい(?)

 

THE RAMPAGE 無観客ライブ(配信)

ZIP!でINVISIBLE LOVE初披露の後に無観客ライブだったんだよなあ。「お客さんがいないと寂しい」って言う言葉が全てだったし、やっぱりらんぺちゃんは天才なんだよなあ。

 

暁のバッキャロー

東京タワーが出来たのかすら覚えていない。

 

4月

RE:CLAIM(中止)

おれたちのRE:VOLVER続編が、、、、

 

THE RAMPAGE RMPGツアー 埼玉(中止)

かなしい

 

 

5月

THE RAMPAGE RMPGツアー 新潟(中止)

かなしい

 

KING vs KING (中止)

MA55IVEが、、見たかった、、、

 

6月

GENERATIONSツアー 名古屋(中止)

れおちゃんのオタクしたかった、、

 

7月

LIVE×ONLINE THE RAMPAGE(配信)

エンターテインメントが復活した!!!「配信」というものに期待していなかったけど、らんぺちゃんたちの想いがバチバチに伝わってきて、配信でも想いを届けることって可能なんだなと思った。

 

私がモテてどうすんだ 舞台挨拶(ライビュ)

ライビュだけとはいえ舞台挨拶4回回しキツいっす!!!(笑)まあわたしは仕事があったので2回しか行ってないのですが、、、

 

LIVE YEAH!! vol.2(配信)

やっぱりらんぺちゃんって最高♩

 

DHCシークレットライブ(配信)

購入者抽選でのシークレットライブでしたね。INTO THE LIGHT初披露で沸いちゃったな

 

私がモテてどうすんだ 舞台挨拶

ほぼ6ヶ月ぶりにほくちゃんに会えた、、、6ヶ月ぶりのほくちゃんも最高だった、、、

 

8月

舞台 ヒプノシスマイク track2

思ってたより楽しかった!チケ代18000円なだけあるなって感じで金かかってた(そこ)

 

9月

LIVE×ONLINE THE RAMPAGE(配信)

幻の4公演、RMPGツアーの再演!再演と言ってもセトリも少し変えてたし、ツアーに参加しててもしてなくても楽しめるライブでした。「配信ならではの演出」が見えてきた公演。

 

舞台 黑世界

末満〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!

 

10月

LIVE×ONLINE Halloween(配信)

THE RAMPAGE × FANTASTICS × BALLISTIK:BOYZという、らんぺちゃんが一番お兄さんなライブ。ハロウィンでしか見れない組み合わせがあったり、見所満載でこれまた最高なライブだったな

 

11月

6 from HiGH&LOW THE WORSTオンライントークイベント(配信)

キャストと一緒に1話を見よう♩っていうイベントだったけど、キャストずっと喋っとってドラマの内容は全く入ってこん(笑)幼馴染6人仲良しになって良かったなあ

 

劇団四季 オペラ座の怪人

ハーーーーーー最高が過ぎますよ。オペラ座大好きなので久しぶりにまた観れて最高でした、、東京公演終わるまでにまた絶対行きたい、、、

 

12月

柿原徹也10th Anniversary Live from Tokyo

やっぱりお前は最高だよ、、、なんなんだよ、、、、10年かあ、と感慨深くもなり、昔の映像でバカ泣きし、そこそこ席は遠かったのにピンポイントでファンサしてくるのに爆笑し、柿原徹也とわたしたちの関係性はきっとこれからもずっと変わんねえんだろうな〜と思ったライブ。

 

6 from HiGH&LOW THE WORST オンライントークイベント(配信)

キャストと一緒に最終回を見よう♩なイベント。壱馬と森崎ウィン君が普通に会話してるの不思議な感じだった。

 

LIVE×ONLINE THE RAMPAGE(配信)

これまでのLIVE×ONLINEからまたガラッと変わったライブ。バラード始まりだったり、ストーリー調の演出だったり、武者修行のリバイバルだったり、常に最高を更新していくRAMPAGEさん、やはり天才である。

 

MY PRAYER発売記念オンラインミーグリ

いやまさか当たるとは思わんかったわよ、、、16人vs1人でのZoomミーグリ。2020年最後にほくちゃんとお話できて最高でした♩しかしZoomの画面で16人を瞬時に認識するの無理すぎて半分くらいしか見えてなかった()

 

これから

LIVE×ONLINE COUNTDOWN(配信)

EXILE TRIBEでのカウントダウンライブ!楽しみだなあ〜♩

 

 

 

いやあ、2020年は本当に色々大変な年でしたね。来年はEXILE TRIBEドームツアーもあるんだけど、年末の状況を見るとどうなるかわからないですしね。

でもやっぱ2020年はらぶ・どり〜む・はぴねすはすげえよってことを何度も感じたので、去年LDHにハマって良かった〜!!と思います。ありがとう、吉野北人さん。2020年は突然神谷健太さんのリアコにもなりました。でも結婚したいのはRIKUさんです(?)RAMPAGEと出会えて良かったな〜と思うし、それを本人たちに伝えられたのが本当に良かったですね。らぶ・どり〜む・はぴねすに感謝。

2021年もらぶとどり〜むとはぴねすを大切にして生きましょう。ちなみにクソ舞台のことはもう勝手に殺しました。お疲れ様でした。

 

 

 

枯れない花が散るまで〜黑世界 日和の章〜

こんにちはこんばんは。

 

 

 

たいへん遅くなりましたが黑世界 日和の章についてです。

雨下の章についてはこちら。

例によってネタバレしかありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

第一話「家族ごっこ」作:末満健一

雨降るクランでシルベチカを探すリリー。そこへ来る紫蘭と竜胆。繰り返されるLILIUMの台詞。「紫蘭、竜胆、どうしてこのクランにはずっと雨が降っているの?」「何を言っている、雨などもう止んだ。お前が終わらせたからだ。」クランで友達たちを殺してしまった罪に苛まれるリリー。その永遠に消えない罪と共にリリーはまた旅に出る。

小さな村でリリーはエルマーとその娘ラッカ、そしてその遠い親戚であるノクという3人の家族に出会う。リリーはしばらくその家族と過ごすことになる。5歳のラッカと色々なことを話し、手を繋ぎ眠り、散歩に出かけ、そんな日々が続き5年の月日が経っていた。ラッカはいつの日からかリリーがパパと結婚したらいい、と言い出すようになり、リリーのことを「ママ」と呼ぶようになっていた。そんな4人の擬似家族は突然終わりを迎える。

エルマーはかつて血盟議会の優秀な議員だった。その優秀さ故、今でもエルマーの復帰を求む声も多かった。しかしエルマーが復帰すると困る派閥もいた。それこそエルマーを殺して永遠に復帰させないようにするくらいには。彼らはエルマーの家へ押し入り、エルマーを殺そうとした。彼らを守るためリリーは盾となり殺されるが、永遠の命を持つため生き返る。そして血盟議会の者たちを次々と噛みイニシアチブで自分自身を殺させた。生き返ったリリー、そしてその後の惨劇を目の当たりに呆然とするエルマー達。返り血を浴びて真っ赤になったリリーは、その場から逃げ出すのだった。

 

初っ端からしんどすぎる。本当に末満は何なんだ()

エルマー達家族を守りたいという気持ちからあの時と似たようなことを繰り返してしまってイマジナリー紫蘭と竜胆に責められるの、本当にリリーが永遠に赦されない罪を背負っていると自ら感じているのが現れてますね。リリーはずっとあの瞬間に囚われている。

 

第二話「青い薔薇の教会」作:葛木英

とある村でリリーは教会の神父様を助ける。そしてリリーはその教会で寝泊まりすることとなる。教会には神父様とモスカータという男がいた。その教会の中庭にはモスカータが育てたという青い薔薇が咲き誇っていた。

神父様にはルイーザという妹がいた。かつてその青い薔薇はルイーザが世話をしていた。しかしルイーザは繭期の吸血種に殺されてしまった。ルイーザが手入れをしていた青い薔薇は主を失い枯れ果ててしまった。

モスカータはある日リリーに話をする。「自分は吸血種で繭期の頃にルイーザを殺した。繭期の自分は狂っていた。だからその罰を受けるためにここに来た。」と。しかし、神父様は「自分は神父だ。神父は罰を与えるものではなく赦すものだ。でも今到底赦すことなど出来ない。だから私が赦せるまでそばに居ろ。そしてあの青い薔薇を咲かせ」と言ったのだ。5年かけモスカータは青い薔薇を咲かせた。神父様はモスカータに笑顔で接するようになっていた。

モスカータは自分の犯した罪は到底赦されるものではなく、神父様が自分を赦せるわけがないと思っている。でも神父様は罰を与えてくれない。そこで、モスカータは自分を疎ましく思っている村の人たちの前で「自分がルイーザを殺した。私に罰を与えよ。」と宣言する。「ルイーザを殺した吸血種がのうのうと生きているなんて赦せない!殺せ!」と激昂する村人たちに神父様は笑う。「なぜあなた方が彼を赦せないのか、私が赦すと言っているのに関係ない皆さんが赦せないなんておかしな話だ、赦せるのも赦せないのも、罰するも罰しないも私だけの権利だ。罰せられるためではなく、いつか赦されるために生きてほしい」と言いモスカータを逃がす。

2人の罪と罰の話を聞き、自分の永遠の罪について考えるリリー。「自分が赦されるはずがない。償い切れない罪を背負っている。赦されるとしても、赦してくれるみんなはもうどこにもいない。この命で償うこともできない。」そんなリリーに神父は「誰も赦してくれる人がいないのならあなた自身があなたを赦すしかない。自分自身を赦すことを諦めないでください、この世界には青い薔薇だって咲くんですから。」と声をかける。

 

神父様が三好大貴さんなんですが何の因果ですか、、、。代役に三好さん選んだの誰ですか、、、。罪を犯したシャドを演じた彼が、到底赦せない罪を赦すことを諦めない役を演じるって何なんですか、、、。

「赦すのも赦さないのも、罰するも罰しないも私だけの権利だ」という台詞は昨今の諸々を反映しているようでグッときますね。


第三話「静かな村の賑やかなふたり」作:岩井勇気

とある村へと続く森の道でリリーはとある男性と会う。彼は「この森を抜けてきたのかい?この森には恐ろしく危険な伝説の吸血種が住んでいると言われている。遭遇しなかったなんて君はラッキーだね!」と言う。その男と別れしばらくすると、今度は女性とぶつかってしまう。その際手を切ってしまったリリーが、その女性に手当しないと!と無理やり手を取られ、傷が治っていく瞬間を見られてしまう。女性はリリーのことを言い伝えの吸血種だと勘違いする。女性の叫び声に駆けつける先ほどの男性。彼らは恋人同士だった。彼らの村に伝わる吸血種の伝説は実際とはかなり異なっているものだった。

・吸血種は頭の中で仲間と連絡が取れる

・森の吸血種は5〜20人いる

・吸血種はニンニクが苦手

・吸血種は黒いマントで裏地がツルツルした赤い生地 マントの中にはワイシャツにベスト、マントの器用に襟を立ててる、中にはワイシャツの襟がカーテンみたいになってるものもある

・マントの中からコウモリがバサバサっと出てくるけど、野生のコウモリだから出ていったら帰ってこない

・鼻が鷲鼻

・年老いた吸血種は自分のことを吾輩と言う

・寝る時は長細い六角形の棺桶で寝る

等々、、

 

出たぞ!トンチキTRUMP!()

歌唱力の無駄遣いすぎたし、くそくそおもろだし、突然終わるしでしたね(笑)リリーが楽しそうで何よりでした。


第四話「血と記憶」作:末満健一

ヴラド機関の追っ手により坑道へと追い込まれるリリー。そこはヴァンパイアハンター、ガヴィが仕掛けた爆弾であちこちが崩れていた。その中を逃げるリリー。出口はどこも塞がれていたが、爆弾により開けた出口を見つけた。しかしそこには人影があった。

そこにいたのはかつて「家族ごっこ」をしていたラッカ、そしてノク。ラッカは「ずっとあなたを探していた。もう一度会いたくて。だからヴラド機関に入ったの。ヴラド機関に入ればいつかママに会えるかもしれない。あたしも一緒に逃げるわ。ママは大切な家族だから。」と話す。それに対してリリーは永遠の命に縛られているから家族にはなれない、と答える。

そこに現れ、ラッカに銃を突きつけ人質としてリリーを捕らえようとするガヴィ。「あたしの命は永遠ではないけれど、あの日の思い出は永遠よ。だからこんな奴に汚されるわけにはいかない。」と逆にガヴィを殺してしまうラッカ。その返り血を浴びた手でリリーを抱きしめようとしたその時、リリーはラッカを噛んだ。そして、イニシアチブでラッカがリリーと出会った記憶を消してしまった。「私と出会いさえしなければ彼女を縛り付けることはなかった。最初から出会ってはいけなかったのよ。」と。

爆弾により崩れ落ちる坑道。ラッカの頭上に岩が振り注ごうとしていたその時、リリーはラッカを坑道の出口へと突き飛ばした。さらにノクをも襲う岩。リリーはノクを庇おうと彼の上に覆いかぶさった。しかし、少女である体がそれに耐えきれるはずもなく、ノクと共に潰されてしまった。リリーは原型を留めないほどに潰されたまま生きていた。岩に押しつぶされうまく再生できなかったが、リリーの血液が地下水脈へと流れ、河口へ。その血液を媒介にリリーは再生し始めた。

その再生の中でノクの血が混ざり死んだはずのノクの意識がリリーの中に入り込んでいた。そこでノクは語る。「ラッカにとってあんたと過ごした日々はかけがえのないものだったんだ。頼むから思い出を返してやってくれ。」と。

この血と記憶は永遠の中に。

 

まず、再生するリリーの動きがすごい。本当に肉が蠢いている。もはや恐怖さえ感じるほど。

いやしかし本当にウゥッ、、、となる。ラッカはあの日の思い出を生きがいにして死にものぐるいで生きてきたんだろうな。そんなラッカの想いも、それをずっと傍で見守ってきたノクの想いも、そしてリリーの想いも、全部が少しずつ交わらないのよね。

リリーは自分で自分に色々な罪を与えて生きている。


第五話「二本の鎖」作:来楽零

リリーは、アントニーとフィロという繭期の吸血種のカップルに出会う。彼らはクランへ行く前日に駆け落ちして、それからずっと2人で暮らしているという。

ある日、繭期の具合が良くないアントニーはリリーに打ち明ける。フィロはお嬢様で、自分は仕えていた。でもどうしてもフィロが好きで、決して届かない星のような存在である彼女を、その星をこの手に落としたい、と願い、フィロを噛んで自分を愛するように、とイニシアチブをかけた、と。

フィロはそれを知っていた。フィロはアントニーがかけたイニシアチブは意味がない、とリリーに話す。彼女はそれよりもずっと前からアントニーのことが好きで、アントニーが身分違いの恋から離れないように彼を噛み「ずっと私と一緒にいて」というイニシアチブをかけていたのだった。

アントニーはイニシアチブでフィロに自分を愛させている罪の意識で苦しんでいる。でもどうしてもそのイニシアチブを解くことができない。フィロはアントニーが繭期を抜けたら自分への想いは恋ではなかったと気付いてしまうかもしれない。でもイニシアチブがあるから離れることはできない。

2人はお互いがお互いを縛り付けながらこれからも生きていって、死ぬんだろう。

 

メリバ?になるんですかね?お互い好きなんだけど、お互いイニシアチブという鎖に繋がれてすれ違ってるんだよなあ。途中チェリーが「引くわ〜」と言うんだけどそれな〜〜〜となる()でも、お互い歪んだ愛なんだけど、真っ直ぐな愛なんだよな。


第六話「百年の孤独」作:末満健一

リリーとラッカ、ノクが再会してから100年後。130歳となったラッカは過去を語る。あの坑道から生き延びた後、ラッカは不死者を捕えられなかった責任を取り、ヴラド機関を辞め実家のある村に帰ってきていた。色々なことがあったけど満ち足りた時を過ごした、と思う。しかしひとつだけ心にぽっかりと穴が空いている。あの坑道でノクだけではなく大切な何かを失ったのだが、それが何か思い出せない。なくした欠片はどこにも見つからず空虚だけが残っているが、それを探し続けている。

ラッカの元を訪れるリリー。久しぶり、と声をかけるが、会ったことがある気はするがどうしても思い出せない。思い出せないけど、こうして会える日をずっと待っていた気がする、と。ラッカに思い出を返すリリー。「ずっと手を繋いでいてって約束守ってくれてありがとう。孤独に負けないで、永遠に負けないで、ずっと大好きよ、ママ」と言いその命を終えるラッカ。

そこにノクの意識が戻ってくる。彼と一緒にラッカを見届けた。やっぱり出会うべきではなかった、出会わなければノクは死ななかったし、ラッカとノクは一緒に過ごすことが出来た、と話すリリーに、出会ったことがすべてなんだ、あなたの中のラッカをなかったことにしてほしくない、あなたは俺たちにとって大切な家族だった、枯れない花がいつか散ることができますように、あなたにも思い出を、記憶のずっと奥底に閉じ込めてあったあなたに、とノクは歌を捧げる。少女純潔。

なくしたものを探し続け、それを取り戻すために再びソフィを探す旅に出るリリー。悠久の時を彷徨い続ける。この両の手が死に届くその日まで。

 

タイトルの百年の孤独はラッカのことかしらね。ラッカは周りに恵まれていたし孤独ではなかったけど、大切な思い出がなくなってしまってそれが孤独だったんだろうな。最期に思い出を返してもらえて良かったな。

そして、ここで少女純潔はずるすぎる。リリーの心の奥底に閉まってあった思い出がそれなんだもんな、、、。

 

 

総括

全編通して朴璐美さんが本当にすごすぎる。5歳から130歳まで何の違和感もなく演じられ、それにプラス吸血種の青年まで、、朴璐美の有効活用すぎるわ、、、。

雨下がリリーがずっと純潔であって、人との出会いで「永遠」や「時間」や「感情」たるものを知っていく時間だったけど、日和はリリーの赦されざる罪とどう向き合うか、という感じでしたね。どんなことがあってもリリーを「家族」と呼んでくれて、手を差し伸べていてくれた人たちがいたことがリリーの救いとなれていれば良いな。