STELLA

好きが君だけで溢れかえるまで

終わらない悪夢の中で〜メサイア幻夜乃刻〜

こんにちはこんばんは。

 

 

 

 

メサイア幻夜乃刻観てきました。

以下、ネタバレ含みます。

 

 

 

"悪夢は覚めず"
 
加々美いつき(杉江大志)は、有賀涼(井澤勇貴)を救うために北方連合に投降。サリュート(山田ジェームス武)によって移送される途中、何者かに襲撃される。気がつくと加々美とサリュートは密室にいた・・・。
 二人を監禁した男の名前は『ナイトメア』。照る日の杜事件において、ナイトメアを名乗っていた有賀でも園之人でもない真の黒幕であった。
「私は君たちに恨みを持つ者だ。君たちが自分達の罪を認め。罪を償うのであれば生きて、ここから出ることができる・・・」
 襲い来る刺客たち・・・その中の一人であるヤマシロ(波岡一喜)を名乗る男も加わり、三人の男たちは命を賭けた脱出ゲームに挑むのであった。

 

 

今回は毛利さん、西森さんと舞台と同じタッグでの脚本だったので、メサイアによくある映画と舞台の齟齬が生じていなかったのでわかりやすい、見易いストーリーでした。暁を越え、悠久を過ごし、月詠から幻夜を経て、黄昏へと向かっていく一連の流れがはっきりしていた。

 

 

 

「サクラ」というものは特別殺人権を持つスパイでありながら、正義のヒーローであって、彼らは「希望」と共にいるんだと思っていた。でも、悪を殺すことの傍らには犠牲も存在していて、彼らはそういう悪夢から永遠に逃れられないんだろう。

南トランの大統領暗殺と同時に実験体にされていた子供たちを救出できなかったこと。国として、任務として見れば成功だったけど、その犠牲はいつきには大きくて、もしかしたらこの脱出ゲームがなければ闇を抱えたままだったのではないだろうか。ヤマシロは自分の娘が犠牲になったことを恨んでいたわけだけど、実際ずっと行動を共にしていたんだからいつだって隙を見て殺せたのにそれをしなかったのは、自分が殺されたかったからというのもあるけど、その犠牲を忘れて欲しくなくて、生きて背負って乗り越えてほしいと思ったんじゃないだろうか。照る日の杜の件もそうだけどヤマシロ優しい人...。

卒業後のサクラについてずっとほとんど描かれずにきたわけだけど、月詠幻夜ときてサクラの本当の意味でのメサイアとか彼らの置かれている立場や状況というのがわかってきましたね。まぁ他のサクラ達がどうなのかはわからないけど、少なくとも有賀と加々美はこれからもずっと悪夢の中で生きていくんだろう。誰も悲しまない世界を作るために、きっと彼らが一番悲しんでいる。

 

それにしても有賀涼は本当にずるいですね。ずっとピーチ姫してたのに最終的に一番かっこいいところを持っていくんだもんなあ。来るってわかっててもかっこいいもん。そりゃ加々美も依存するな(?)

 

あとわたしは雛森千寿りあこなので、序盤の「風向き...湿度...このあたりか」で雛森千寿に撃たれました(?)え、あそこ死ぬほどかっこよくないですか...。映画公開前の予告動画の段階であそこの雛森スクショしてたんだけど、実際観たら普通に死にました。あれはスナイパーを撃っているとみせかけて雛森千寿界隈を撃っている(?)

 

 

 

そして最後のサリュート。自分は善悪の判断をする立場ではないと言っておきながらフォークス機関を解体させると言ってしまうあたり...やっぱりどうしても三栖さんと重ねてしまうな。黄昏で彼がどうなるのか。

 

 

公開期間が短くて残念なんですけど、GyaOさんで12/1から配信もあるとのことなので気が済むまで風向き湿度を観たいと思います(?)

 

 

 

 

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