STELLA

なんかいろんなおたく

ミュージカル「フランケンシュタイン」

こんにちはこんばんは。

 

 

ミュージカル「フランケンシュタイン

 

柿澤×加藤回を観てまいりました。

これが私の今月1番の目的だったんですけど素晴らしかったです。でもちょっとだけんんん??と思うところもありました。脚本演出の問題かなあ。

 

19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

 

キャストについて。

 とにかく柿澤ビクターが素晴らしかった。生命創造に対する情熱と執着、そしてアンリに対する執着。どんどん狂っていく姿、本当に救えない救われない姿。泣き声のような歌声。ビクター・フランケンシュタインという天才だけどダメな男、なのに放っておけないような儚さ。切ない、苦しい、辛い、なんかどれも当てはまらない感じ。全部そうなんだけど全部違う、みたいな。

ジャックも良かった。けど、ビクターが良すぎて…(笑)けらけら笑いながら焼鏝押し付けるのエグいけどめっちゃ好きでした()

 

加藤アンリはとてもママみが溢れていた…。母性でビクターを包み込んでいた…。処刑前のアンリとビクターのやり取りがめちゃくちゃ泣けた。なに、君の夢の中で生きたいって……しんどい……()

怪物もとても良かった。そうだよね、君はまだ赤ちゃんなんだもんね。カトリーヌとの関わりもほんと物心ついたばかりの子供のようで切なかった…。

 

 

ストーリーについて。

 1幕はひたすらビクターとアンリ。決して恋愛ではないんだけど、それに限りなく近い友情。ビクターの狂気さが目立って取り上げられている気がするけど、アンリも割と狂ってるぞ…?ビクターが突っ走っていく愛で、アンリはどっしり構えつつ包み込む愛って感じ。アンリの処刑前も、必死にアンリを救おうとするビクターと、ビクターは自分の太陽だと言いビクターさえ生きていてくれればそれでいいアンリ。うわーん切ない辛い!!葬儀屋*1死ね!!!あ、もう死んでた!!!!()

そしてアンリの首を使ってビクターは生命を創り出すんですけども。エレンがビクターに「あなたまさかアンリの首を実験に…!?」って言ってビクターは否定するんですけど。アンリの処刑直後は多分ビクターもアンリの首を使おうとは思ってなかったんじゃないかな、と思いました。実験欲もあったと思うけど、それ以上に自分のせいで犠牲になったただ1人の親友にもう一度会いたかっただけなのでは。その気持ちが勝ってアンリの首を持ち帰る。アンリの首を持ち帰る際に愛おしそうに顔を寄せるビクターが切なくてぞっとした。怪物が出来上がった後、アンリ……アンリ……って切なそうに泣きそうな声で呼ぶビクターが辛い。結局そこにいたのは怪物であってアンリではなくて、絶望と後悔に苛まれるビクターが辛い。まぁ全部お前のせいなんだけどな……()

そして2幕。ここからビクターの元を離れた怪物がどう過ごしてきてなぜ再びビクターの元に来たのかっていう過去編が入ってきます。一人二役の二役目です。結局いかに怪物が虐げられ生きてきたのかっていう話なんですけど、なんだろう、なんていうか1幕との繋がりが薄いというか。怪物の過去の話になるのでまぁ当たり前かもしれないんだけど、1幕と全くの別物になってしまってる感があって、ちょっとうーんとなってしまった。怪物にはアンリとしての記憶がないから仕方ないんだろうけど、1幕であんなにも異常なまでの友情を描いていたくせに2幕ではそれが全くといっていいほどなくて、あれはなんだったんだ……?ってなった。いや、2幕は2幕で良かったんだよ。虐げられてきた怪物が人間の女の子に出会って初めて受け入れてもらって、赤ちゃんだった怪物が少しずつ成長していく感じとかすごく良かった。でも1幕との繋がりは薄くてそこがちょっとなぁって感じでした。なんかもっと、あの狂気的な愛があったからこその憎しみとか……そんな感じが……欲しかった……()

 

 

なんやかんや言いましたけど結局めちゃくちゃ良かったです。他キャストも他組み合わせも観たい…。

*1:ルンゲが新鮮な死体を依頼したために、殺人を犯しそれに怒ったビクターが殺した